どうも!寝るカズキです( ^∀^)!✨
カリーニングラード観光を考えているそこのあなた!
実は、カリーニングラードには特別な許可証なしでは立ち入れない
「外国人立ち入り制限ゾーン」があります。
かくいう筆者も、以前ロシア人の言葉を信じて、
ロシア軍の軍港がある地域を訪れたところ、
検問所で国境警備隊に連行されたことがありました。
この記事では、2023年6月時点で設けられている
「外国人立ち入り制限ゾーン」の具体的な指定区域と、
外国人が立ち入り制限ゾーンに無許可で立ち入った場合に
一体何が起こるのかについてご紹介します。
ちなみに、カリーニングラードの基本的な情報については、
の記事でも紹介しています。

お楽しみください。
カリーニングラード州にある外国人立ち入り制限エリア
2023年6月時点で確認できる立ち入り禁止エリアは、下記のとおりです。
- Балтийск и Балтийская коса(バルチスク・バルト砂州)
- Зеленоградс(ゼレノグラスク)
- Орехово(オレーホボ)
- Краснознаменск(クラスノズナメンスク)
- Нестеровск(ネスチェロフスク)
と文字を羅列してもわかりにくいですよね笑。
具体的には、以下の図表上で紫色で囲まれているゾーンが立ち入り制限ゾーンです。
ポーランド側の砂州や国境沿いのリトアニアとの国境沿いエリア、
カリーニングラード市街からバルト海のビーチがある街に抜けるまでのエリアが、
立ち入り制限エリアとして広く指定されていることがわかります。
こうして見ると、「え?外国人は海行けないの?」と考えてしまう方もいるでしょう。
安心してください。あくまでもこれは歩行者として通行が制限されているゾーン。
つまり、列車やバスなどで移動する分には、通行許可証は必要ありません。
- Светрогорск(スベトラゴルスク)
- Зеленоградск(ゼレノグラスク)
- Янтарный(インタールヌィ)
などのビーチ沿いの観光地エリアや世界遺産のクルーシュー砂州は問題なく観光できます。
世界有数の琥珀生産を誇るインタールヌィではビーチで琥珀とりを楽しめたりしますよ。
ただし、クルーシュー砂州に関しては、ツアーで行くことをおすすめします。
場所が広く、立ち入り禁止ゾーンも多く指定されているので。。。
なお、ロシア人の間で人気があるБалтийск(バルチスク)は、
海軍の軍港や軍地基地があり、広く外国人立ち入り制限・禁止ゾーンが設けられており、
観光目的で訪れるのはリスクが高いので辞めた方がいいです。
Q.立ち入り制限エリアに入ったらどうなる?ーA.罰金を払わされます
筆者が現地の大学でロシア語留学をしていた時に、ロシア人の友人と一緒に
「バルチスクにある島を見にいこう!」という話になりました。
大学から「外国人の立ち入りが制限された地域がある」とは聞かされていたものの、
「まさかそんな場所に現地人が誘ってくる訳がないだろう」という油断がありました。
しかし、いざ現地に着いてみると、そこはなんと軍港の街。
街中に軍や国境警備隊の拠点が沢山ありました。
僕は見るからに物騒な警備の状況を見て、
「本当に外国人が行ける場所なのかな?」
と半信半疑になっていると、
そのギリギリの段階になって、ロシア人の友人はようやく
「あ、ごめん、もしかしたら外国人は立ち入りできないかも(*´∇`*)」
と言ってきたのです。全く適当すぎるロシア人。
まあ、すべては確認を怠った自分のミスですw。
そして、検問所で日本のパスポートを見せるなり、
「ここは外国人立ち入り禁止の街だ」と言われ、
薄暗い小部屋に連行されることに。
どこから来たのか、何をやっているのか、個人情報をひたすら尋問され、
その30分後くらいにもっと偉い人がやってきて、よくわからない施設に連行されました。
あれは国境警備隊の建物なのか、警察の建物なのか、今をもってよくわからないですが、
そこで指紋を採取され、上半身の写真を撮られ、色々と聞かれました。
幸か不幸か、担当者はとても優しい方だったので、
とくに危ない目には遭いませんでしたが、二度とこんな経験はしたくないですね。
そうこうして書類にサインなどを済ませて、
罰金として5,000ルーブルを支払ったら、ようやく釈放されました。
筆者が連行されてから解放されるまでに、約2時間ほど経過していました。
僕の場合は初犯だったので罰金だけで済みましたが、
何度も捕まっていると国外退去を迫られることもあるでしょう。
捕まった際にパスポートを携帯していなかったら最悪ですね。
それ以来、立ち入ってもOKかよくわからないゾーンには、
立ち入らないようにしています。
とくにバルチスク地区は立ち入らない方が身のためですね。
許可証を取得すれば立ち入り制限ゾーンに入れる、らしい
筆者自身は試したことがないので確証はありませんが、
によれば、下記のEメールアドレス
- pu.kaliningradobl@fsb.ru
- pu.kaliningradobl2@fsb.ru
に申請書を添付して送信すれば許可が下りるとあります。
ただし、HPにあるURLはリンク切れになっているので、
もし立ち入り制限エリアを観光したいという方は、
上記に問い合わせてみるのがおすすめですよ。
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